2007年 12月 06日 ( 木 ) 入れ歯のこと

かみ合わせと総入れ歯

総入れ歯は完全な粘膜負担である。ウーリッヒ、ゲルバーなどの考え方を検証するとかみ合わせをいかに正確に再現するか大切なことかわかります。 先日も２０数年間6個の入れ歯をつくりすべて合わないのですが我慢してなんとか入れている患者さんがお見えになりました。顎関節の変形および上下の顎堤のすりへり、ねんまくのフラービー化は凄まじいものです。これは義歯安定剤を長期にお使いの患者さんにもあてはまります。こうなると本当に難しくなります。 同じお金をだして作るのなら条件のいい状態で正確なかみあわせをつくるべきです。粘膜の感覚は超精密でなくかみあわせも関節の動き同様遊びをつくるのがいいのかと最近はかんがえています。 いずれにしても医学は症例数です。上手い歯科医、歯科技工士にかかることがいい総入れ歯の最低条件かとおもいますがーーー。