シンガポールは、面積が日本の淡路島程度。人口は横浜市を少し上回る 380万人規模です。土地が狭いため、30年以上経過した平屋建ての工場を壊し、高層の工場へ移転を進めています。異業種交流会もその高層工業団地内に入居している企業で、比較的類似性のある業種が集まってグループを結成しています。例えば自動車の修理関連3社、コンピュータ室工事・IT関連4社、光学機器の輸入販売修理・船舶関連修理、事務機器輸入販売・ケーブル関連機器・ラベル印刷等六社、インテリア内装関連3社となっています。 工場移転のためのコンサルタントが、同時に異業種交流グループ設立支援のコンサルを行っており、経費は国が移転コンサル費用として90%負担しています。グループ数は現在18会員数60社。これを本年中に 200社にしたいという計画です。
PSB(生産性規格庁)は、日本の事例調査も行っており、「くもらーず」(道路鏡)などが資料として取り上げられていました。今後直接日本グループとの交流を望んでおり、また中小企業経営者の招聘も検討中です。
韓国・台湾・シンガポールに日本の4カ国による異業種交流大会も現実のものになるでしょう。 特にシンガポールは国籍を問わず、シンガポールで活躍してくれる人材を求めていますので、日本中小企業の経営者が息子さんに経営を譲ったあと、中長期の指導・支援にシンガポールへ行くということも歓迎される事柄です。 |