最近の交流手法として重要なことは、国・地方の新規創業(事業)支援策を活用した新事業体(会社・企業組合等)づくりを展望し、準備段階として異業種連携プロジェクトをコーディネートする試みが成果を挙げつつあります。
私の組織は98年、2つの財団の統合により、ベンチャー支援と異業種交流支援の部隊が「企業化支援部」として一体化され、創業から交流までの幅広い範囲の事業を展開することが出来るようになりました。そこで新規コーディネート分野として環境や福祉、ものづくりやアジア戦略関連プロジェクトなどが続々と誕生し、さらに個別プロジェクト同志が分野別に集まり、さらに新しい出会いが起こるという現象が出てきています。
今年10月現在、77のグループ・研究会・プロジェクトが活躍しており、準備中が2つあります。5年前に異業種交流センター開設のときには、6つしかありませんでしたので70本もの交流事業が新設されたということです。これらは年間3千〜5千件もの相談内容から誕生したものが多いわけですが、最近では私共から仕掛けたテーマ設定もあります。 |