駅や電車内や公共的ホールなどガムがやたらに捨てられて、問題になっております。私も知らないうちに靴に付着して非常に困ったことが度々あります。この機械はマイナス190 度の冷凍窒素ガスを少量吹き掛けて瞬間的に凍結固体化し、それをハンマーなどで叩き壊すというものです。確かに頑固なガムが簡単に粉々になります。一つ一つ叩き壊す手間が必要ですが効果は抜群です。叩き壊す技術に習熟すれば効率良く除去出来ます。ただしアスファルト舗装のところは夏場の温度上昇により、ガムの成分と化合しやすく、この場合は冬場の方が良いようです。
実験機はほぼ実用に耐えられ、相模鉄道・京浜急行・JRなどの各駅で実験をし注目を集めました。また神戸市内のクリーン作戦で本格的に活用しようという動きもあります。
開発者はビルなどの清掃事業の経験から着想したもので、簡便なヘラ取りよりか、完璧に近い効果がありますが、ガスの供給・保全の問題や、ガスの投入量の問題、安全性の問題、位置決め装置やカウンターなどの改善要望が出ており、実用しながら段階的にバージョンアップしていくことになります。機器の開発は京都の会社が行いましたが、販売のための新会社を設立することとし、当異業種交流センターは法人化と新たな販路開拓、会社の運営等について支援しています。 |