現在タバコの吸殻はゴミとして焼却処分されていますが、日本では年間3千億本が発売されているということです。タバコの害はともかくとして、年々喫煙者にとっては居心地が悪く、肩身の狭い思いをしているようです。この吸殻の処分についてリサイクルを発案し、蒸し焼き・炭化して燃料として再活用する試みを考えついた人がいます。技術的には十分可能ですが、リサイクル技術としては最も安易で原始的と言っていいと思いますが意外な所から注目を集めています。
北九州市内のパチンコ組合です。パチンコ業界も不況で目玉を探しています。そこで当組合傘下のパチンコ台にはタバコの吸殻をリサイクルして環境保全に貢献していることを売り物にしようというわけです。しかもパチンコ台メーカーが全面的に採用し、それを供給側からの目玉にしようという試みです。
こうした「謀議」をあるファミリーレストランで行っていたところ、中年の紳士が近寄ってきて、実は自分はJT(日本たばこ産業会社)の研究所のOBだが、吸殻のリサイクルなんて会社として考えていなかった、ぜひ話を聞かせてくれ、というものだった。
また自民党の某大物幹部の秘書から資料請求があり、何かと思えば、タバコ環境税の創設に絡んだものでした。1本に1円課税しても3千億円というわけです。考案者は資力もなく、まだ着手していませんが、場合によってはおお化けするかも知れません。 |