現状の情報検索システムは基本的に言語検索です。従って他人から見て自社のホームページが検索されるためには、相手の関心事にいかに合致する用語がホームページ内に散りばめられているかが重要です。最近は予め用意された用語だけではなく、ホームページ内の用語全てが検索対象となっているので、すべての情報内容から検索可能となっています。従って限定された文章の中に収める必要がありませんが、例えばグループ全体の会社一覧表などの場合は収められる文章の量が決まっており、その範囲内にいかに自社のPR内容を正確に盛り込めるかが大きなキーポイントです。
この表現力は自社の得意とする技術や商品あるいはこれから挑戦しようとしている新しい開発などをどのように第三者に理解させるのかということであって、自社の存在そのものをアッピールするテクニックでもあります。従って、単に自社のありきたりの内容を掲示するのではなく、会社の総力を挙げて内容を吟味すべきです。そうしてこそ、多くの人達からのアクセスを可能とします。 例えば、横浜市保土ヶ谷区内にある咜開明製作所は精密機械の切削加工が得意で、直径0.04・の穴明け加工も可能。従業員は20名てすが、取引先大手企業からの取引システムが、全面的にオンライン受発注システム(EOS)へ移行したのにも対応しつつ、自社のホームページの作成、会社名ドメインの登録なども行いました。00年1月に業務内容に「‘超’精密切削加工」と掲示したところ、全国から見積もり依頼が殺到、百件以上に上りました。ヤフーで検索すると、「超精密切削加工」で引ける企業は同社を含めて2社のみだったというわけです。 |