現在、中小企業向け補助金は各種あり、30とも40とも言われています。大別して創業支援に関わるもの、既存中小企業の新事業進出に関わるもの、従業員の雇用に関わるものの3つです。
先の2つは経済産業省関係、後のものは厚生労働省関係ということになります。 従来、国・県等の補助金は書類が大変で書きにくいと言われていましたが、改善されつつありますし、返さなくてもいい補助金は融資より絶対的に有利です。ただし、一般的には事業終了後の清算払いですし、2分の1補助(つまり半分は自己負担)というのが多いので、楽ではありません。
ここで問題になるのは申請書の書き方です。特に新規性・社会貢献・地域貢献というキーワードが重要です。
これから行おうとする開発等のテーマがどれだけ新規性があり、かつ社会や地域に貢献できるのかを平易な言葉で表現出来るのかが問われます。
最初の1頁が問題であって、2頁以降は後で考えれば良いのです。事業(開発)テーマを検討していくと、いわゆるビジネスプランの作成と同じということが分かってきますし会社の存続の意味とも関わってくるということが判明してきます。従って1日・2日の検討では不十分だということも分かってきます。社内だけの検討では独り善がりになりますので、第三者に見せて、率直な意見を聞く必要があります。
つまり補助金獲得作戦とは、高度な事業計画作成作業だということが分かります。この作成が出来なければ、会社自体も経営戦略が不十分だということも分かってきますので、単なるお金の問題ではありません。 |