このサロンは、中小企業経営者と大学人や各種支援機関等との人脈形成が狙いです。要は企業側が自分の目的にあった専門家を探すツールがあれば良いのです。大学側もいわゆる産学連携の窓口が参画していますので、常連の先生方だけでなく他の部門とも繋げることが出来る仕掛けになっています。
さらに企業側の課題だけでなく、大学側の課題についても交流あっせんするということが生じたのが面白かった。それは大学の専門分野ではないテーマで、例えば特許化についての問題意識の高揚について特許事務所との交流とか、学内の自然科学系と社会科学系との交流とか、大学自身が苦手としている分野だったということです。
これらの問題は、大学の外からの圧力?のようなものが必要なのかも知れません。 この産学公(官)交流サロンは、私の夢としてはもともと「神奈川の梁山泊」(中国の小説、水許伝の中に出てくる英雄・豪傑の集まっている場所)を目指したものでした。奇人・変人と言われるような人達を百人位集め、ワイワイガヤガヤ楽しく交流する中で、新しいビジネスチャンスを発見し、創造し合う場にしようと考えていました。まだそこまで十分機が熟していませんが、いずれ近いうちに、サロンを発展的に解消して創り変えるか、あるいは全く別のものとして新たに募集するのか、検討中というところです。幸いにも、私と並んで奇人・変人といわれていた「神奈川県庁マン」が3人、この1年あまりで別の仕事に就きましたので、彼らを主体に梁山泊を結成しようかなと思っています。 |