ベトナムビジネス研究会は、異グ連と日本ベトナム友好協会神奈川県支部が共同事務局となり、一年間の準備の後、96年九月設立されました。当初はベトナムの文化や地理、経済情勢などの知識を習得しながら、日本へのベトナム留学生との交歓など、賑やかに行われました。その後本格的な経済交流を行うべく代表団をベトナムへ派遣しました。相手側はベトナム日本友好協会の経済交流委員会で、ハノイとホーチミン市に拠点があり、両方と交流・見学・協議を行いました。そして交流活動を継続的に行う覚書を交わしました。日本側は神奈川県異業種グループ連絡会議とベトナムビジネス研究会の連名で行っています。
その時も池の浄化や、木製加工品・魚介類・繊維製品などの輸出商談の提案が行われました。その後、ベトナム側も2回程来日し、商談情報や見本品の持参など行い、個別的商談へと進展しています。また池の浄化についても実際の水の採取が行われ、日本側が分析しています。ODA関連予算が取れないか、などの検討も行いました。日商岩井の助言で、ODAを利用する場合、ハノイ市から政府に要求して貰わないと、現実にはランクアップしないことが判明し、ベトナム側にも伝えました。
会員の中には、ベトナムでの商取引の経験を生かして、日本国内から加工依頼の注文を取ろうとする試みを行っている実例も出てきました。 |